地元で有名な、夜中の占い師

私の住んでいるところから、車で約20分くらいのところに、商店街が(仲見世通り)があり、そこは日中は数多くの店でにぎやかで、夜になとりシャッターが閉まり、少し静かな感じになります。そこに、店舗と言う感じではなく、良くテーブルだけ置いてオープンで占いをしている占い師の方いますよね?そんな感じで、おばぁちゃんが占いをやっていると噂になりました。

それがとても当たると有名で、しかも何時いるか分からないとのことでした。私の友人と何度か足を運んだのですが、全て会うことが出来ず、半ば「きっとただの都市伝説みたいなものだろう」と諦めていました。それでも、夜遊んでは、そこに行くことが日課のようになっていたある日、それは夜12時近くでした。商店街の通り、端の方に見えたのです。

テーブルを用意してそこに座っているおばぁちゃん!見つけて直ぐに走っていきました。私たちの顔を見るなり「こんばんわ」と優しく微笑む彼女は、少し不思議な空気を放っていました。テーブルには、長めの布が敷いてあり、テーブルの上にあった板には料金が書いてありました。1つ3000円だったかな。

そこははっきり覚えていないのですが、1つの事を占うのに3000円だったような気がします。「とりあえず、何でも良いので私について最初に感じたことを1つ占ってください」そう言いました。すると彼女は、少し笑みを浮かべながら「どれどれ」と私の顔をじっと見つめました。そして、手を貸してと手を取ったのです。

手相を見ると言う感じではなく、触れると言う感じでした。「あなた、水商売だけはやめなさい、男がねどんどん寄ってくるんだよ、でね駄目になる。男も殺してしまうからね、絶対にやめておきなさい」さっきまで優しかったのですが、その時の彼女の表情は強く少しぞっとしました。占いはそんな感じで、すぐに終わったので私としては騙されたなって思っていました。

その時の私は水商売なんて考えていなかったし、縁もないと思っていたので。しかし、ひょんなきっかけで私はそのすぐ後から水商売をすることになり、15年ほど経った今は自分で店をもつ経営者になりました。そこで出会った人は数多く、特に男性とはたくさん知り合いとても良い仲間になっていきましたが、先日その中の1人を亡くしてしまいました。

確かに、今思い返せばあの時あの占い師が言っていたように、私の人生水商売をしてから良くない方向に向いて行っているような感じがします。今が幸せかと問われるとYESとは言えません。先日亡くなった彼もとても大切な私の家族のような人でした。親しくなれば親しくなるほど、思いがけないことで大切な人を失ってきたように感じます。

当たると言われていたあのおばぁちゃんの占いは本当に当たるものだったんだと思っています。

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